初手ハイボール安定

好きな人は赤城みりあです。嫌いな人は赤城みりあじゃない人です。

ユニバに行ってきました

先日ユニバーサルスタジオジャパンに行ってきたので、まだ未体験だったアトラクションの感想を書きます。

 

・ハリポタ
俺らのハーマイオニーが魔法をかけた椅子に強制的に座らせられ、当麻くんも泣いて助けを求めるレベルの不運な目に遭遇させられるアトラクションです。

麻薬を摂取したジェットコースター+3D映像によって空を飛んでいるかのような感覚になります。

内容としては、ストーリー的なものはなくて前述した通りただただ不運な目に遭遇するだけです。ドラゴンが襲ってきたと思えば蜘蛛だらけの森に放り出され、ケディッチの試合に参加していると思ったらディメンターに活力を吸われ、終いには今にも崩れ落ちそうな洞窟を超スピードで脱出します。ラノベとか読んでて「俺も無条件で女にモテて唯一無二の力を授かって世界を救いてえ」と思うのは陰茎を授かりし者全てが共有する世の摂理だと思いますが、このアトラクションに乗ってその考えが変わりました。

彼ら主人公達は右眼に龍を宿したり、腕から雷撃を放つ力を得る代償にこんなにも悲惨な目に遭わせられるのです。メタの視点から見ている我々は「エミリアたんの膝枕とか羨ましすぎる」とか「この陰キャ、アスカとキスしやがったが」とか言いながら彼らを羨望の眼差しで見ていますが、彼らはわけのわからん不条理な出来事によって自分の命が絶たれるかもしれないというリスクを支払って膝枕をしてもらっているのです。僕の脳みそには「膝枕>自分の命」という方式は存在しません。そんな当たり前のことを気付かせてくれるアトラクションでした。そして、書いていて自分で何を言っているのか分からなくなってきました。

アトラクションを終えた後の感想は「ハーマイオニー、パワーカードすぎて汗だが」という言語能力をスリランカ辺りのゴミ箱に投棄してきたかのような感想でした。今になって冷静に思い返すと「ほぼ声だけの出演しかなかったハーマイオニーに萌えるのって、それは最早ハーマイオニーの声優が好きなだけなのでは」という事実に直面してしまったのですが、まあそれは俺がオタクだからOK(謎理論)。

因みに、僕は三半規管がワイズマーマンなので、麻薬を摂取したジェットコースターに殺されそうになりました。

進撃の巨人
最初に待機ルームに通され、そこに駐屯兵団の隊長らしき人物が登場します。

立体機動装置は巨人を殺せるから神」みたいな説明を受けていると、別の隊員がやってきて「壁が壊された」との報告を隊長に告げます。そして、街に放たれた巨人を討伐すべく駐屯兵団の新入りという設定の僕たちが次のバカでかいモニターのある広間へ通されます。この時、僕の隣にいたオタクがドアを開きっぱなしにして去っていった隊長に対して「ドアを開けたら閉めろ。Fラン大学生かよ。」みたいなことを言っていて、マジでヤバいやつと一緒に来てしまったと後悔しました。

トーリーはウォールマリアの悲劇のサイドストーリーみたいな感じなので、まだエレンは子供だしミカサの腹筋は割れていません。ストーリーが始まる前に「濡れるから注意しろよ」という説明があって、進撃に水の要素なんてなくね?と疑問に思っていましたが、ストーリーが始まってすぐに水の正体が判明しました。最初の水の噴射は駐屯兵団の仲間が巨人に食われる瞬間でした。そう、水の正体はまさかのです。「クリスタの愛液」とか「ミカサの唾液」を期待してたら、「モブと巨人の血液」だった時の僕の心境を想像してみてください。せめて「巨人を目にして失禁してしまった可愛いモブの聖水」を俺によこせと思いながら見進めるも、残酷なことに降りかかる水滴は全て「巨人の返り血」でした。「世界は残酷である」というテーマが進撃の巨人には存在しますが、まさかこのような手を使ってそれを実感させられるとは思いませんでした。

トーリーは、巨人を殺しながら鎧の巨人と戦闘して、リヴァイに「お前は生き残る術に長けている。これからも力を貸せ」と熱い告白をされて終わりです。正直物足りなかったですが画面いっぱいに、破壊された家屋と血痕と気味の悪い巨人が展開されていくので、絶望感と緊迫感は味わえました。ストーリーに関しては、まだ未完結の作品なので「俺たちの戦いはこれからだ!」的な終わり方になってしまうのはまあ仕方ないのかなと。

そして、見終わって外に出る道中に「リヴァイは前世からの恋人」とか言ってる腐女子の方と遭遇して、何故か和やかな気持ちになりました。

エヴァ
待ち列で音量を最大にしながらモンストの10連をしている団体がいました。それまで物凄い勢いで騒いでいたんですけど、10連が終わった瞬間に沈黙していて「確率という名の使徒」をアトラクションに乗る前に己のiPhone内に召喚していました。かなり意識の高いエヴァファンですね。

アトラクションの内容はVRヘッドディスプレイを装着し、NERVの職員という設定の我々がサキエルちゃんが暴れまわっている町からダサい乗り物に乗って避難するというものです。ヘッドディスプレイは眼鏡を付けながら装着できなかったので、外してヘッドディスプレイのピントを調節して視界を確保したんですけど、ピントがうまく調節できなくて最初の1分間ぐらい「三石さんの声を聞きながらただただ揺られているだけ」という「無」の状況でした。「三石さんの声を聞きながら揺られているだけ」という状況は「家で三石さんボイスを聞きながらミサトさんの同人誌をおかずにオナホールに向かって腰を振っている」のと何も変わらないので、ピントが合った瞬間は今年に入って一番安堵しました。

ピントが合ってからは、エヴァの世界が360度広がっていました。VRは初体験だったのですが、これ凄いですね。何が凄いかっていうと凄いんですよ。人は「魔将軍・ヘクター」の強さを語る時に「強い」以外の言葉を持ち合わせているでしょうか。それと同じで、「VRは凄いから凄い」んですよ。夏目漱石でもエヴァVRは暴れ」としか言葉で表現できないと思います。

僕が縄文時代にタイムスリップしてVRヘッドディスプレイを縄文人に装着させたら、多分僕は神として崇められて「nekura教」が誕生していたことでしょう。恐らく、四大宗教の教えを説いた教祖は全員未来人で、VRヘッドディスプレイを人々に装着させて信頼を得たに違いありません。そのぐらいの「奇跡」が目の前に広がっていました。

内容も捻くれ者が多いことで僕の中で有名なコアなエヴァファンも満足できるものであったと思います。サキエルvs2号機という夢の対決(出会って3秒で2号機がボコボコにされてた)も見られましたし、間近でサキエルちゃんや覚醒初号機の暴走を拝むことができました。

ただ、少し残念だったのが体験時間が短かったことです。熱中していたから短く感じたのかもしれませんが、体感3分ぐらいでした。それでも、3時間並んで体験する価値は大いにあると思いました。まあ僕らは強者なのでエクスプレスを使ったんですけど。

因みに、このアトラクションもハリポタと同じでテキーラのショットを連続でブチギめたジェットコースター」に乗せられるので、三半規管がワイズマーマンの方は注意してライドしてください。それと、僕の隣にライドしていた友達が2号機に性的な興奮を覚えて発狂していてとても気持ち悪かったので、エヴァンゲリオンに対して性的な興奮を覚える友人」の横にライドしないように注意しましょう。

・モンハン
アマツマガツチと名の知れぬドラゴンにボコボコにされました。アマツマガツチにビチャビチャにされた後、名の知れぬドラゴンの炎によって衣服が乾いたので、ハンターの気分を体験できるかと思いきやまさかの洗濯物の気分を味わう羽目になりました。

僕はX以降のモンハンを全く知らないので僕の感想は全く参考にならないと思うんですけど、他のアトラクションに比べて手抜き感が半端ではなかったです。

体験を終えて出口までの道中にタイムアタックやらクエストの配布があったので、このメディアミックスの部分がこのアトラクションの本体なのかなと思いました。

ゴジラ
僕は隠れゴジラファンなので、実は一番期待していたのがこのアトラクションです。

トーリーは大阪に上陸したゴジラを戦闘機に乗って向かい打つというものです。人間vsゴジラという図のゴジラ映画では「vsゴジラ用の兵器」を作ることが物語の本編であり見所なのですが、このアトラクションでは既にそれが用意されており「用意周到かよ」と思いました。そして、僕たちはそれをゴジラの口に打ち込むというミッションを課せられます。

4D眼鏡を装着して映画を見るんですけど、一人称視点になっているので戦闘機に実際に乗っているような感覚を覚えることができます。ゴジラに接近した際のカメラアングルが「AVの本編に入る前のグラビアシーン」の様なゴジラの我儘ボディを舐めまわすものになっていてゴジラファンにはたまりません。シン・ゴジラゴジラは熱戦を吐くと一時機能停止しますが、この大阪に上陸したゴジラは熱線を吐きまくっても一切動きが鈍らず、完全に「観客の期待通りのことをするエンターテイナー」になっていました。やはり、ゴジラといえば熱線ですからね。「いざ、参らん!」みたいな感じで熱線を吐くのかと思いきや、序盤からバコバコ吐いてて笑いました。

作戦は隊長の「エナツ」って人に指示されるんですけど、めちゃめちゃ可愛かったです。まあ、顔出てないんですけど。僕ぐらいのオタクになると、顔が出てこなくても「属性」から人物を創造して萌えることができます。僕の友達もその能力を保持した能力者だったらしく、体験が終わった後「ゴジラがリアルだった」とか「緊迫感がすごかった」とかの話題より先に「エナツと結婚したい」という話題で盛り上がりました。「ゴジラ ザ・リアル 4-D」は期間限定なんですけど、これが終わった後に「エナツ ザ・リアル 4-Dを開催してくれないですかね。「ライド」だったら尚のこと良しです。「エナツ ザ・リアル4-D ライド」お待ちしております。勿論この「ライド」はエナツにかかっているのでよろしくお願いします。

・フライングダイナソー
CMで宣伝しまくっているので説明不要かと思いますが、宙釣り型のジェットコースターです。

乗る前に「お前らの所有物がポケットから飛び出て下の客が怪我したらお前らの責任だからよろしく。あと、気分悪くなっても知らねえから」といったことが書かれたボードを渡され、乗る前からおしっこを漏らしました。

いざライドすると、これがもうやばい。眼鏡を装着できなかったので外観を見ることができなかったんですけど、僕のゴミみたいな視力でも頂上に達するまでに「これは人間が行ってはいけない行為である」ということが分かりました。ジェットコースターの頂上から落下する時って所謂「チンサム」が起こるじゃないですか。でも、フライングダイナソーは宙釣りになってるおかげか、はたまた余裕がなさすぎて脳味噌が「チンサム」を認知できなかったお陰かそれが起こりませんでした。それからはもう圧倒的な重力の暴力。地球にある重力を「元気玉を打つ時の悟空」の様に僕の頭上に集約させているかのような気分になりました。CMで女性が「リボーーーーーーーン!!!」って叫んでるのを見て「集英社の回し者か?」って思ってましたが、あれは叫びますね。僕は余裕なさすぎて「マジか」という力のない言葉を漏らしていただけでしたけど。世界言霊選手権があったら、僕の発した「マジか君」は恐らく2京5000兆位ぐらいでしょうね。

ライドが終わった後の僕の下半身には水溜りが出来ていました。梅雨だし仕方がないですね。

・まとめ

USJに住みたい

では。